ラットを用いた動作支援による学習促進効果に関する研究

概要

現在,脳卒中などを原因とする下肢麻痺患者の歩行リハビリテーションに装着型ロボットを用いたロボットセラピーが行われる様になっています.リハビリテーションを行い脳の歩行を指令する機能が再建されることにより歩行機能が回復します.それではロボットセラピーにおいてどの様な動作を患者に与えれば脳の機能再建が促進されるのでしょうか?本研究では歩行を模擬する動作を提示している際の脳活動をfMRI(機能的脳磁気共鳴画像)により計測し,脳機能再建が促進される動作提示手法を明らかにすることを目的とします.本研究で開発した下肢動作提示システムLoMSは,装着者に歩行模擬動作を提示している際の脳活動をfMRIにより計測することを可能にします.

業績

  • Hiroto Sano, Hidekazu Kaneko, Yasuhisa Hasegawa, Hiroshi Tamura, Shinya S. Suzuki, ``Effects of assistance to response movement on learning a choice reaction time task in rats", SCIS & ISIS, 2010.